元本割れの危険もある外貨預金

円預金に似ている外貨預金ですが、いくつか異なる点もあり理解しておく必要があります。

注意点として、「為替変動リスク」と「カントリーリス ク」というリスクがあり、それは円から外貨へ、または外貨から円へ交換する時点で支払う「外国為替手数料」(為替手数料)というコストがあり、預金保険制度という金融機関の破たんに備える制度の対象外だという違いです。

外貨預金は為替変動や為替相場の動きによって、トクをすれば損もしてしまいます。なので、為替相場の動きは外貨預金の良い点・悪い点でもあるのです。

為替相場は確実ではないのでそのことを為替変動リスクといいます。

為替変動から生じた損失を「為替差損」、それに対して利益は「為替差益」といいます。為替変動リスクは、通貨の種類によって違い、メジャーなドルやユーロ、そしてポンドなどの通貨に比べ新興国などの通貨の方が大きくなる傾向があります。

カントリーリスクとは外貨預金をする国の情勢に関わることをいいます。国によって規模も、政治や経済の状況にも違いがあり、戦争やテロなど国自体の存続が危ないような大事件が起こると、外貨預金は預金保険制度の対象ではないので投資したお金が回収不可能ということもあり得るのです。

そこで預金保険制度とは銀行などが破たんした場合、預金者を保護するしくみで政府や日本銀行、そして民間金融機関の出資をもとに設立した預金保険機構が運営しているのです。

普通預金や定期預金は、金融機関ごとに預金者一人あたり元金1000万円とその利息が保護されますが、外貨預金はこのような制度がないのでつの金融機関に大金を預けない、そして預けている金融機関の経営状態に注意を払う必要があるのです。